



航空機産業は全世界で年額30兆円規模と推定され、アジア圏の新興国の伸長、民間航空機の需要増により年率4~5%の成長が見込まれています。現在、日本の航空機産業は1兆円を超える規模にとどまっていますが、航空機産業は、日本産業全体の成長を促す牽引役として期待されています。このような背景の下、素材メーカー、重工メーカー、商社の出資により日本エアロフォージ(略称:Jフォージ)が誕生しました。
私どもは、航空機、発電プラント向けを主とする大型鍛造品の製造を行います。生産拠点は岡山県倉敷市の玉島ハーバーアイランドで、2013年4月の稼働を目指して、順調に工場建設が進んでいます。
主力となる設備は、油圧式では世界最大級の5万トンとなる型打鍛造プレスであり、大型型打鍛造品の分野で先行する海外の製造設備に勝る機能を備えています。設計には画期的思想が多く盛り込まれ、加圧速度が可変で、かつ省エネ設備となっている点が特徴です。このプレス機と高度のシミュレーション技術を用いた最適鍛造方案により、高い歩留りと品質安定性に優れる大型鍛造製品を生産する計画です。この5万トンプレス機に加え、高速荒地鍛造機他の設備を導入し、航空用途を中心とする世界一の大型型打鍛造品の製造会社を目指します。
当社の製造現場で働くことを考えている方々へ、ぜひ伝えたいことがあります。鍛造は、加熱した金属を大型機械で成形するプロセスです。現場には暑いところ、金属音の響くところ、油で汚れるところもあります。最先端の技術を使いながらも、ダイナミックで、本当の汗をかいてものづくりをする職場です。ただし、この汗は日本でしかかけない知恵のこもった汗であり、この汗が製品の品質に直接つながるものとなります。家族や友人と空を見上げたときに、「あの飛行機には僕が汗をかいて造った部品が入っているんだよ」と、自分の仕事を胸を張って伝えられる、そういう仕事をやりたいと思っている人に、当社に来て頂きたいと思っています。技術部門もまた、このような現場の思いを具現できる設計力で世界に挑戦していきます。
当社は、日本で航空機部品を製造しますが、お客様に国境は無く、その部品を積んだ航空機は世界中を駆け巡ることになります。航空機産業の世界地図で、日本エアロフォージがここ倉敷の地で、新しいランドマークとなるよう励みます。皆様のご支援ご協力とともに成長して参りたいと存じます。よろしくお願い申し上げます。
